保全バックログの計算方法|未完了作業は何週間分ある?
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作業の前には、必ず電源を遮断し、社内の安全手順(ロックアウト・タグアウトなど)に従ってください。この記事は一般的な情報です。機器ごとの正式な手順や仕様は、取扱説明書とメーカーの案内を優先してください。
保全バックログは、承認済みで未完了の作業に必要な工数が、チームの対応能力に対してどれだけ積み上がっているかを見る目安です。「依頼が何件あるか」だけでは、短時間作業と大規模修繕を区別できないため、必要工数で考えます。
保全バックログの計算式
バックログ(週)= 未完了作業に必要な工数 ÷ 週あたりの対応可能工数
未完了作業が合計240時間、チームが週60時間を保全作業に充てられる場合、240 ÷ 60 = 4週分です。保全作業バックログ計算ツールに数値を入れると週数を計算できます。
分子に含める作業を決める
バックログには、現場確認済みで実施を決めた作業を含めます。未確認の依頼、重複登録、すでに不要になった作業まで含めると、実態より大きく見積もられます。作業ごとに対象設備、依頼理由、必要な部品、作業時間の見積もり、希望時期を整理します。
工数は作業担当者の延べ時間か、設備の占有時間かを区別してください。2人で3時間作業するなら、延べ工数は6人時です。計算ツールに入力する単位をチーム内でそろえます。
週あたりの対応可能工数を見積もる
分母は、勤務時間の全てではなく、会議、教育、巡回、緊急対応などを考慮したうえで計画作業に使える現実的な工数にします。残業や外注を含める場合は、毎週継続できる能力かどうかも考えてください。実績と大きく離れた能力を使うと、バックログの週数が安定しません。
優先順位をつけて減らす
バックログ全体を先着順で消化するのではなく、安全、法令、品質、生産影響、故障の再発リスク、設備停止の機会を基準に優先順位を決めます。安全上の問題は、週数の計算結果に関係なく、社内ルールに沿って直ちに評価します。
月ごとに総工数と週あたり能力の両方を記録し、バックログが増えた理由を調べます。故障対応の割り込みが増えたのか、依頼の受付だけ増えているのか、見積もりの精度が低いのかで対策は違います。事後保全比率と計画保全実施率も合わせて確認しましょう。
よくある質問
バックログは何週までなら適正ですか?
一律の基準はありません。設備のリスク、計画停止の周期、担当人数、作業の種類によって変わるため、自社の推移と期限超過作業を見て判断します。
依頼された全ての作業をバックログに入れますか?
依頼を受けた段階と、現場確認を行い作業を承認した段階を分ける方法があります。未確認依頼を計画済み作業と混同しないよう、状態を管理してください。
参照したマニュアル
- 保全屋の備忘録「保全作業バックログ計算」の入力条件・計算式。工数単位と作業の登録基準は各事業所で統一してください。
よくある質問
バックログは何週までなら適正ですか?
一律の基準はありません。設備リスク、停止機会、担当体制と自社の推移を見て判断してください。